Yoshimura Clinic of Internal Medicine Presents






痛風発作

痛風発作は忘れた頃にやってきます。痛みの程度は様々で、歩けないほどの強いものから鈍いものまであります。何れにしても日常生活に支障を来すやっかいなもの。
発作を起こさないでうまく生活していける方法は無いのでしょうか?



A)痛風発作を誘発する条件(嗚呼!痛風日記)
 クラクラとめまいがしそうなほど照り付ける太陽。
 その下でのゴルフ。 仕事の上でストレスが溜まっていたので、久
 々に体を動かすと気分がいい。汗が滝のように噴き出して来る。ノドが乾いた。
 おっと、芝に足をとられてちょっと足首をひねったみたいだ。少し痛いけど、
 まぁいいだろう。そのままプレーを続けよう。
 ようやくラウンドが終わって引きあげて来た。あー、疲れた。さっぱりするた
 めにサウナに入る。またまた汗。そう言えば、今日はあんまりオシッコに行っ
 ていないなぁ…。

 太陽が少し傾いて来たのでいっしょにラウンドしたメンバーと夕食だ。ゴルフ
 の成績を肴に飲むビール。乾ききったのどを冷たいビールが通り過ぎて
 いく感覚。こいつがたまらない!さて、目の前の焼肉はジュージューと音を立
 ててニンニクの香りがプーンとあたりに漂う。いやー実にうまい!肉は柔らか
 いしレバーも最高!ついついビールを飲み過ぎたけど、まあいいだろう。
 ちょっと千鳥足だけどこれから家に帰って一眠りだ。

 で、翌朝。
 『ん?!何だか足がムズムズするぞ?!何だこりゃぁ…あっ!痛くなって来ち
 ゃった!!う〜む、こりゃあ痛い!!』

 

 これは痛風発作が起こる時の典型的な生活パターンです。
 クリッカブルにした部分に解説があります。
 (付録)痛風発作の起こりやすい場所


B)痛風発作の治療

   痛風発作は放置しておけば長くズルズルと続きます。同時に尿酸がその関節部
  分に沈着して次の発作を起こしやすくなります。

 発作の初期
  
コルヒチンという薬を使います。足がむずむずしたり、痛風発作の前兆があっ
  た時にはよく効きます。本格的に痛みが出てきた時には効果はありません。
 発作が強くなった時
  一般的には尿酸を下げる薬の使用を中止して消炎鎮痛剤を使います。痛みが完
  全に無くなるまでは消炎鎮痛剤を使い続けるのが原則とされています。
  あわてて尿酸を下げる薬を使うのは逆効果。むしろ発作を長引かせる事に
  なる場合があります。主治医の指示に従って治療を受けるようにして下さい。