じゃあ、どうして太るの?


A)基礎疾患の有無による分類

 (1)単純性肥満:肥満の95%以上を占めます。過食と運動不足によって起こるもの。
 (2)症候性肥満:なんらかの病気によって起こるもの。

B)脂肪のつく場所による分類
(1)上半身肥満型(リンゴ型肥満、高W/H型肥満)→糖尿病、高血圧を伴いやすいという特徴があります


お腹が出てくる、昔のズボンやスカートが苦しくなったという場合はこのタイプ。さらに内蔵の周囲に脂肪が貯まるタイプ(=内臓脂肪型肥満)と、皮下脂肪が多いタイプ(=皮下脂肪型肥満)があります。特に内臓脂肪型肥満には成人病が起こりやすいことが分かって来ています。あなたは大丈夫?
(2)下半身肥満型(洋梨型肥満、低W/H型肥満)


これは比較的安全な肥満とも言えます。若い女性の間には、週刊誌などの影響で肥満に対して過度の嫌悪感を抱いている人もいますが、BMIが正常範囲であれば極端な食事療法などは控えるべきです。
健康上問題になる肥満は上半身肥満型なのです。

(注)W/H:ウエスト/ヒップ
W/Hが男性で1.0、女性で0.8を越えると病気が起こりやすくなります。
 平たく言えば、オシリがでかくなるのはあまり心配ないけど、腹が出るのはヤバイという事。