
![]() 「みどりの日」の4月29日(月)、生石高原では恒例の「おいし山開き」が開催されました。 昨年までは県主催の「みどりの感謝祭」を併催し「山開き&みどりの感謝祭」として各種の行事が行われてきましたが、今年からは県の事業が中止になったため、単独での開催となりました。 イベントとしては、これまでと比べればやや寂しい内容でしたが、それでもあいにくの曇天で時折冷たい風が吹く天候の中、多くの登山客が生石高原を訪れていました。それでは、当日のレポートをお届けします。 ![]() 主催者である生石高原観光協会や地元自治体、警察、消防等の関係者が出席し、今年一年の登山客の安全祈願を行いました。 ![]() 生石高原観光協会長を兼任している野上町長と、県知事代理の有田振興局県民行政部長が登山道のテープカットを行いました。 とはいえ、観光客は既に山頂に行って遊んでいるんですけどね(^_^) ![]() 山上では、生石高原のススキ草原を維持・復元する活動を行っている「生石山の大草原保存会」が展示用ブースを設けていました。 この保存会は昨年4月に有志により設立されたボランティア団体で、毎年1回一般の参加者も募ってススキや雑木の刈り取り作業を行っているほか、自然観察会や各種の活動を通じて生石高原の保全に取り組んでいます。活動に興味のある方は下記まで連絡をしてください。 名 称:生石山の大草原保存会(代表:岩瀬匠) 連絡先:0737-34-3177 ![]() 生石山の大草原保存会では、刈り取ったススキを細かく切ったものを「すすきチップ」として1袋300円で販売しています。 野菜などを植えた畑にこのチップを撒いておくと雑草の繁茂を防ぐとともに肥料としての役割も期待できることから、うまく使えば減農薬、有機農法に大きな効果を発揮します。実際に、生石高原周辺のトマト農家ではこうした目的でススキを使用しているそうです。もし市場で「生石高原トマト」のラベルを見たら、それはススキによって育てられたものかもしれませんよ。 なお、このチップの売上金は草刈機や鎌などの購入・修理代金に充てられて、生石高原のススキ育成のために有効に使われます。 ![]() すすきチップと並んで生石山の大草原保存会がおいし山開きに投入した新製品がこの2品。「きのみケーキ(左:180円)」と「茅榧巣(かやかやしゅう)(右:200円)」です。 どちらも生石高原周辺で集められた榧(かや)の実を使ったお菓子で、「きのみケーキ」は生地に榧の粉を練り込んだリッチなバターケーキ、「茅榧巣」はシュー生地にチョコレートと砂糖をコーティングしてローストした榧の実を乗せたものです。会員さんの手づくりですが、どちらもとっても美味しくて、このままデパートの地下食料品売り場へ持ち込んたら人気商品になること間違いなし、という名品です。 特に、「茅榧巣」はパッケージの表面に茅(かや:屋根葺きに使われるすすきのこと)があしらわれていて、生石高原の新しい名物商品になりそうです。残念なことにどちらも今年の山開き限定のお菓子なのですが、評判が良ければ第2弾、第3弾の予定もあるそうなので、今回食べることができなかった皆さんは次回発売を首を長〜くしてお待ちくださいね。 ![]() 生石高原といえば草すべり。 今年は、ススキ育成のために駐車場周辺の古いススキをあらかじめ刈り取っていたので、例年以上に広い範囲で草すべりを楽しむことができるようになりました。登山客も手慣れたもので、最近はプラスチックのソリを持参している人達が多く、あちこちで赤や黄色のソリに乗って歓声を挙げる姿が見受けられました。 でも、意外とスピードが出るので、怪我をしないようくれぐれも注意してくださいね。 ![]() 「緑の感謝祭」が無くなったのでイベント的には寂しい山開きとなったのですが、そこに大きな色を添えたのが大道芸でした。 この人、生石山のふもとの美里町に昨年移り住んで来た大道芸人さんで、色々なイベントの際に出かけて行っては芸を見せておひねりをいただいているのだそうです。 今回の出し物は「綱渡り」。この日の生石山上はかなり強い風が吹いていたのですが、そんな悪条件をものともせず、地上約1mに張られた綱(片方は観客のおじさんたちが引っ張っているんですよ!)の上を渡ったり、バックをしたり、果ては火のついた棒を使ったジャグリングをしたり、と妙技を見せてくれました。 観客からはやんやの大喝采。おひねりもだいぶ集まったみたいでした(^_^)。 ![]() 山開きに集まる人達が最も楽しみにしているのがこの餅まき。田舎の祭にはこれがなくては帰れません(^^;。 |