この神社地内にあった神宮寺(大正3年に廃寺)には、全600巻の「大般若経」が代々伝えられてきた。研究によれば、この経文は正平18年(1363年)に小川村坂本の住人である宗達、篋実の二人が100巻を納めて以来、文明四年(1472年)に完成するまで100年以上の歳月をかけて収集されたものであると考えられている。また、このうち100巻あまりは奈良時代後期(八世紀半ば)のものであると認められており、学術的にも貴重な資料である。神宮寺廃寺後は旧小川村の5地区で1年交代によりこの経典を保管してきた。一般の人の目に触れるのは毎年7月26日に開催される「般若会」の時だけである。