JTCC Suzuka Round 5&6

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全日本ツーリングカー選手権シリーズ  第5戦/第6戦
’96 JTCC SUZUKA SUPER TOURING



SUZUKA CIRCUIT(JPEG)


 6月2日、鈴鹿サーキットにおいて「1996年全日本ツーリングカー選手権シリーズ第5戦&第6戦 JTCC鈴鹿スーパーツーリング」が開催されました。今年が3シーズン目となる全日本ツーリングカー選手権(JTCC)は、自動車メーカー各社が市販している4ドアセダンによって争われるもので、ホンダ・アコード、トヨタ・エクシヴ、カローラ、ニッサン・サニー、プリメーラ、BMW318、オペル・ベクトラなど、私たちにも普段から馴染みのある自動車が多数出場しています。
 しかし、このレースに出場するマシンは外観こそほとんど市販車と差がありませんが、エンジンやサスペンション、ギヤボックスなど中身はほとんど純粋なレーシングカーであると言っても良いくらいの大改造を受けています。
 JTCCは、毎回これらの「羊の皮を被った狼」たちの大バトルが見られ、なおかつ1日に2つのレースがたて続けに開催されるという実に「おいしい」シリーズ戦となっています。今回は富士、菅生に次ぐ第3回大会ですが、過去2回の4レースをも上回るほどの激しいレースが繰り広げられました。

第5戦結果

順位ドライバーマシン
1位中子 修カストロール無限アコード
2位服部 尚貴ジャックス アコード
3位ミハエル・クルムエッソトーネン・トムスエクシヴ

レースは序盤からポールポジションの黒澤と服部の2人のアコードによる激しいつばぜり合いから始まりました。しかし、中盤まで我慢のドライビングを続けてタイヤの消耗を最小限に抑えてきた中子が突然の快進撃を開始。黒澤、服部を次々とパスして、最終的には2位以下に20秒以上の大差をつけて余裕の優勝を飾りました。2位は服部、前戦の菅生で今期初優勝を遂げたクルムが黒澤を撃破して3位の表彰台に上りました。


第6戦結果

順位ドライバーマシン
1位服部 尚貴ジャックス アコード
2位黒澤 琢弥PIAAアコードVTEC
3位ミハエル・クルムエッソトーネン・トムスエクシヴ

この日2レース目となる第6戦は、第5戦の入賞者に対して重量ハンディを与えることから始まります。第5戦優勝の中子には+30Kg、2位の服部には+20Kg、3位のクルムには+10Kg、そして4位の黒澤以下はノーハンディです。
前日に行われた第6戦のための予選の結果は、1位服部、2位黒澤、3位中子、4位クルム、となっていました。服部はポールからのスタートを生かし、一時は黒澤を数秒引き離し、「余裕の優勝か?」と思わせました。しかし、後半になってウェイトハンディの差が効いてきたか黒澤が猛チャージ、どちらも譲らず2台が並んだままでS字コーナーを抜けていくという激しい争いが続けられましたが、とうとう最後まで服部は譲らず、今期4度目の優勝を手にしました。3位はやはり20Kgのウェイトハンディ差が正直に表われたのか、クルムが中子を引き離して今日2度目の3位表彰台を手にしました。


START SCENE(JPEG)

第6戦スタート直後の1コーナー。ミハエル・クルムのエクシヴに続き、中子(アコード)、星野(プリメーラ)、影山正彦(カミノ)、本山(サニー)、関谷(エクシヴ)、影山正美(エクシヴ)、金石(エクシブ)が続く。



HATTORI AND KUROSAWA(JPEG)

熾烈なトップ争い。前を行く服部と後方の黒澤の2台のアコードは、時にバンパーとバンパーを接触させ、時に2台が真横に並んだままでS字コーナーを駆け抜けたが、服部は最後まで黒澤の追撃をしのぎきった。



HOSHINO AND KAGEYAMA 1(JPEG) HOSHINO AND KAGEYAMA 2(JPEG) HOSHINO AND KAGAYAMA 3(JPEG)

1コーナーから2コーナーにかけて星野が影山正美のインを差す。星野を抑えようとオーバースピードになった正美がこらえきれずにハーフスピン。進入で無理をしたツケがたたってアウト側へふくらみかけた星野が正美の右フロントに接触した。しかし、星野はほとんどタイムロスなく2コーナーを抜け、正美もなんとか体制を立て直してレースに復帰。ここらへんがハコ(乗用車型)のレースの見所でもあるのです。