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●遅霜、農産物を直撃、カキ・梅など被害総額は10億円に 96/4/19


4月3〜4日、13〜14日を中心に発生した晩霜で、県内のカキや梅などの果樹園芸は、面積で1262haの畑に被害が発生し、被害総額は10億円にも及ぶ事が県の調査でわかった。

今回の遅霜は大型寒波の寒冷前線の居座りにより、県内の山間部の谷間を中心に発生したが、全国一のカキの生産量を誇る橋本市と伊都郡内では、栽培面積1803haのうち204haで新芽が霜焼け状態となり枯れる被害が相次ぎ、総生産量の7%にあたる5億4000万円以上の被害が予想されている。

また、紀南の梅も、種子が黒くなり商品化できなくなる被害が深刻で、日高郡、西牟婁郡あわせて3億円の被害と見られ、このほか、有田郡のキウイフルーツ、東牟婁郡の茶、海草郡のビワなどにも被害が拡がっている。


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