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まぐろを巡る冒険



表題: 【まぐろを巡る冒険】041

 ▼23:11
 「君はずいぶんと時間を無駄にしている様だね」
 
 アルファベット三文字の 彼から PHS に電話が入ったのは
 僕が ホテルの回線を使い [PCL.OT] 金曜定例に参加した
 直後だった。
 
 「ちょっと待ってくださいよ,今...」
 「言ったはずだよ,時間が無いんだと。OLT をしている暇は無いはずだよ」
 「・・・」
 「さぁ,スラッシュ・イー と打ってそれを終わらせるんだ」
 「何故わかるのですか?  僕が OLT している事が」
 「君達がさっきの セックスで,イッた回数を言って見せようか?」
 
 ▼15:42
 僕と彼女は 8時ちょうどの『あずさ2号』で長野に向かった。
 僕は新幹線を主張したのだが,彼女がガンとして
 「しゃっちょさん,ダメあるね。あずさ2号乗るアル」
 と言い張った。
 
 昼前には長野に着き,ホテルの チェックインの時間まで
 食事をし喫茶店で時間をつぶし,何冊かの コミックを買った。
 声氏から預かった現金は,可能な限り領収書を取っておく
 のを条件に,好きに使っていい事になっていた。
 
 Big Hat 近くの T-ZONE で新しい Think Pad を買おうかと
 考えたが,おこらえそうなので止めた。
 
 15時過ぎに ホテル・オリンピア に チェックインして
 風呂を使い,カーテンを開いたまま交わった。
 セックスは昼間がいい。明るいのがいい
 
 その後,僕達は裸のまま コミックを読み,パソコンを叩き
 ビールを呑み,そしてまた何度か交わった。
 
 ▼23:15
 「君たちは常に監視されている。忘れないでいて頂きたい」
 「ちょっと」
 
 ・・・電話がきれた
 
 やれやれ。眠っている彼女の腰の辺りに目をやりながら
 声に出して言ってみた。

 
                やれやれ

 
 思った以上に,状況は厄介なようだ。
 僕は Libretto の Keyboard を『/E』と叩いた。
 液晶 ディスプレイから皆が消えた。
 
                          −第4升−    完
 
                          mailto:YHG01030@niftyserve.or.jp
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                kishi / Tetsuji Kishimoto   kishi06@IBM.NET

    
    
    
    
    
    
    

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