世の中、何が一番大切かは病気をした時によく分かります。健康はお金には代えられないものですね。

日本では健康保険証さえあれば、誰でも安い自己負担で医者にかかる事ができます。これは国が国民の健康を守るために設立されたもので、国のお金(=私達の税金)で医療費の自己負担以外の部分が支払われています。これは『国民皆保険(こくみんかいほけん)』という制度で、医療制度として世界的にも高く評価されています。ほとんど誰でもいつかは病気になり死んでいきます。でもこの制度があるお陰で、お金があっても無くても同じレベルの医療を受ける事ができます。この制度の下で日本人の平均寿命が飛躍的に伸びたとも言えますね。

 
ところが・・この医療制度が今、大きな危機を迎えているのです。

それを少しずつ解説していきたいと思います。


 


 


 


 


 


 平成9年6月分