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■塗替えについて
 
塗替えについて | 錆止め塗料の種類と用途 | 主 な 上 塗 塗 料 と そ の 特 徴
【塗替えについて】
 低い位置の簡単な工事や、特殊な塗料や特殊な機械器具を必要としない、あまり劣化の進んでいない場合は、以下の説明を参考にして、ご自分で塗替え作業が可能です。
 
<旧塗膜の現状と下地処理の方法>
@木造ラス張り仕上モルタル塗構造の場合
  「カラーモルタル掻き落とし仕上」や「リシン吹付仕上(水性アクリル樹脂等で砂の粒を壁に吹付けたものの場合)」や「吹付タイル状仕上」等の仕上方法で出来ている場合、まず、カビ・苔・ほこり・泥がこびり付いていることが多いので、高圧水の噴射やブラシ等でこれを落とします、脆弱部は金属器具で出来るだけ落とし、クラック(ひび割れ)等はノンブリード(可塑剤が壁の仕上材に何ヶ月か経ってから滲み出ないようになったもの)タイプのコーキング材や、樹脂セメントフィラー等を充填したのち、壁全面に樹脂セメントフィラーやカチオン系樹脂セメントフィラーを塗布するのが最良です。
A鉄筋コンクリートでモルタル刷毛引き壁の上に各種の仕上材を吹付けたものの場合
  同じく、カビ・苔・ほこり・泥を、高圧水の噴射やブラシ等で落とします、「打音検査」を壁全面に実施し下地のコンクリートとモルタル刷毛引き壁の間が浮いていないか、密着度を検査します、浮いていれば「エポキシ樹脂注入」「ステンレスピン+エポキシ樹脂注入」等のそれぞれの程度に応じた対応をします。脆弱部は金属器具で出来るだけ落とし、鉄筋の露出があるときは防錆処理と樹脂セメントで埋め戻しを、クラック(ひび割れ)等はクラックに沿ってUカット(断面Uの字に彫る)を実施しノンブリード(可塑剤が壁の仕上材に何ヶ月か経ってから滲み出ないようになったもの)タイプのコーキング材を注入、家の内部までの貫通クラッの場合は「低圧エポキシ樹脂注入」を施し、樹脂セメントフィラー等で壁の埋め戻しを、その後、壁全面に樹脂セメントフィラーやカチオン系樹脂セメントフィラーを塗布するのが最良です。
B鉄筋コンクリート構造でモルタルシゴキの上に各種の仕上材を吹付けたものの場合
  同じく、カビ・苔・ほこり・泥を、高圧水の噴射やブラシ等で落とします、脆弱部は金属器具で出来るだけ落とし、鉄筋の露出があるときは防錆処理と樹脂セメントで埋め戻しを、クラッ(ひび割れ)等はクラックに沿ってUカット(断面Uの字に彫る)を実施しノンブリードタイプのコーキング材を注入、家の内部までの貫通クラックの場合は「低圧エポキシ樹脂注入」を施し、樹脂セメントフィラー等で壁の埋め戻しを、その後、壁全面に樹脂セメントフィラーやカチオン系樹脂セメントフィラーを塗布するのが最良です。
Cサイディング壁の場合
  同じく、カビ・苔・ほこり・泥を、高圧水の噴射やブラシ等で落とします、損壊部分は修理か交換を、軽度のクラックはノンブリードタイプのコーキング材を注入、その後、最終仕上材によってシーラー塗布または壁全面に樹脂セメントフィラーやカチオン系樹脂セメントフィラーを塗布することを選択します。
D鉄製品(鋳鉄は除きます)の場合
  はケレン棒、ワイヤーブラシ、サンドペーパー、電動サンダー、ショットブラスト、ショットピーニング、あるいは化成処理、等目的に応じてその錆落としのケレン程度を選びます、(「ケレン」とはCleanクリーンの日本語訳が訛ったものです)JISでも目的に応じて全面地肌まで見せるものから、活膜を残して脆弱部分のみ撤去するものまで、4種類が定義されています。
 ケレンが終了すると、また新たな錆が発生しないうちに、錆び止め塗料を塗ります、しかし「亜鉛引き鉄板」の場合は直接塗料を塗ると、金属石鹸という化学反応のため接着力が劣りますので、T、化学的処理(リン酸亜鉛処理・クロム酸処理)U、機械的処理ケレンその後ただちにエッチングプライマーで表面処理をします。や「カラー焼付け鉄板」の場合も、それ様に対応した錆び止め塗料(鉛化カルシウム系:大日本塗料「OZプライマー」等)が必要です。
 
例)カネボウベルフレッシュシステム
  ベルフレッシュシステム(外壁改修工法) ベルフレッシュシステム
  標準工事フローシート ベルクリート
  システム標準仕様  
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