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中国買物ガイド

中国買物ガイド/中国の土産物屋での上手な買物

以前はデパート等の大きなショッピングセンターで買物をしても釣り銭を投げてよこすという売ってやっているという姿が見られましたが、今では「いらっしゃいませ!」 歓迎光臨(フアンイングアンリン) 、「他にご必要なものはございませんか?」、「気をつけてお帰りください!」 慢走(マンヅォウ) という言葉も頻繁に耳にするようになりました。

そこで今回は中国買物ガイドについてです。
ガイドブック等には載っていない情報です。
実際に中国人ガイド、店員さんから得た情報も参考にしています。

デパート、空港内の土産物屋は原則的に値引きしませんので今回の対象は主に露天、一部のホテル内の土産物屋、団体旅行の際に無理矢理連れて行かれる土産物屋での買物ガイドです。

1.先方の言い値の1 /3以下の値段で買える。

何か品物を興味深く見ていると売り子さんはショーウインドーから品物を取り出して、商品がいかに素晴らしいものか説明して、本来の売値は○○○元だが特別に20%引きの○○○元にしますよ、と計算機を持ち出してきます。
「高いなあ」 很貴(ヘングイ) と言うと30%引きくらいまで下げてきます。
ここで半額にするなら買うと言うと、相手はそれは出来ない、押し問答のあげく最終的にオーケーということになります。
買ったほうは半額に値切ったと満足しますが、これでも店側は充分すぎるくらい利益を得ているのです。

実例ですが、団体で土産物屋に買物に連れて行かれた(?)時のことです。

店の入り口で飛行機の搭乗券のような買物カード(参考1)を渡されます。
中で知り合いがアクセサリーの値段交渉を始めました。
値札の値段は1,500元(約24,000円)です。
それが1,000元まで下がってきました。
知り合いが日本円で5,000円(約300元)くらいなら買ってもよいというので、私が最終的にはぎりぎりオーケーになるとみたので、その値段(1,500元の20%、つまり80%引き)でその人に再交渉させました。

先方は700元が最終値、それ以下なら売らないということで、目の前にあった品物を近くの棚の上に乗せて(元のショーウインドーに戻したのではありません)、他の客の相手をし始めました。
こちらが店を出る素振りを見せると、値段交渉を傍で見ていた責任者らしき人が追いかけて来て、300元オーケーということになりました。

いったい原価はどうなっているのだろう?

店の売り子さんは何百種類もある商品の原価をどのようにして覚えているのだろうかという疑問が思われませんか? 
値札に暗号で原価を書いてある? そうではありません。
原価に何倍かを掛けて数字を値札にしているのです 。

たとえば原価300元の商品なら5倍して1,500元の値札表示してあるのです。
でも5倍の数字なら原価の計算にいちいち5で割るのは少し面倒ですね、それに上の実例でもお分かりのように1500元の商品が5倍掛けなら原価は300元となってしまって利益はでません。
5倍ではなく、もっとわかりやすい○倍(○○倍といったほうが正確かも)を原価に掛けて表示価格にしているのです。
賢明な方ならもうお分かりになったはずです。

これなら原価もすぐ分かるし、値札1500元の商品が300元で売って利益がでるわけです。 この原価に○○倍は掛け軸、アクセサリー、工芸品等はまず間違いないです。
ただ原価が推測できるからといってあまりにも無茶苦茶な値切りは問題です。

店側にも当然経費が相当必要ですし、土産物屋に連れて行って何とか利益をだしている現地の旅行会社(参考2)にリベートを支払わなくてはいけないですから。

2.露天での買物は「他の店も見てから」と言うと値段が下がる

露天、夜店でひやかしながらの買物は楽しいものです。
ここでも原価に○○倍が言い値はあてはまると思います。
先方の提示価格の1/3以下では買えるはずです。

こちらの希望価格に応じない場合は「他の店の値段もくらべてからにする」 中国語で貨比三家(フォピーサンジャー)と表現します とか「入らない」 不要(ブーヤオ) とか言って別の店に行く素振りを見せると大抵の場合は追いかけてきて交渉成立となります。
もし追いかけて来なければ、先方はこちらの希望価格では利益がでないので売る気がないのです。

3.同じ品物なら空港内の土産物屋が一番値段が高い。

空港内の免税店ではなくて空港内の土産物屋です。
例えば実例にあげた値札1,500元くらいの品物は、空港内の土産物屋では30%から50%くらい安い表示(750元〜1,000元)になっています。

少なくとも街の土産物屋で値切れば500元以下で買えるような品物ですから、価格設定が高いということになります。
(ただし街の土産物屋で先方の提示の20%引き程度で購入した人から見ると空港の値段が安かったといことになります。)
また原則空港では値切り交渉ができません。
空港施設への入居料が高いので当然といえば当然ですが。

最近上海の繁華街の南京東路ではアクセサリー等を掛け値なしのバーゲン価格で売る店が出現しています。

店の前で拡声器で宣伝をして店の中は地元の若い人たちでにぎわっています。
こういう店は値切れませんが実質低価格に設定されています。
50元(約800円)で販売されていたブレスレットが全く同一製品とおもわれる物が空港では5倍の250元(約4,000円)の値札がついていました。

4.買物は現地の中国人が同行すれば安くなる。

かつて北京の王府井(ワンフジン)という繁華街のヒスイの専門店(ガイドブックにも載っているかなり有名店)でヒスイの買物をした時のこと。

老舗とかでなかなか値引き交渉がうまく行かず、何とか納得して4,000元(当時約52,000円位) で買って店を出たところ、同行していた中国人がちょっと待っていてと入って店の中に入って入った。
少したって戻って来ると手に持っていた400元を渡してくれた。。

訳が分からず話を聞いたところ、店の主人に「私には日本の友人がたくさんいる。もしヒスイを買いたいという人がいればこの店に連れてきてあげますよ。」と言ったそうです。
そうすると「是非お願いします」、と言って私の購入額の10%をリベートとして払い戻してくれたとのことでした。

もしかして本当は高い買物をしたのではという不安があったので日本に帰ってこのヒスイを鑑定してもらったところ10万円程度と言われ安心しました。

このように買物の際に親しい中国人の友人がいれば「知り合いをこの店に連れてきてあげますよ」の手を使ってリベート分が戻ってくる可能性もあります。

結論としては言い値では絶対に買わない、でもある程度は店側の利益も考慮して値引き交渉すると中国で楽しい買物ができること請け合いです。

中国での買物の時に覚えておくと便利な中国語

いくら?
多少銭?(ドゥオ シャオ チエン)

「ドゥオ」は平坦な調子で発音。
「シャオ」は軽く発音。
「チエン」は尻上がりに発音。びっくりした時の「ええっ!」の調子。
私の「各地の中国語ミニ会話」に音声データありますので興味のある方は参考にしてください。

高いよ! 
太貴了(タイ グイ ラ) 
「タイ」は高いところから急に下がる調子で発音。カラスの「カーカー」鳴く調子。
「グイ」はやはり高いところから急に下がる調子で発音。
「ラ」は軽く発音。

少し安くしてよ!
便宜一点点(ビエンイー イー ディエンディエン)

「ビエン」は尻上がりに発音。びっくりした時の「ええっ!」の調子。
最初の「イー」は軽く発音。
次の「イー」は高いところから急に下がる調子で発音。カラスの「カーカー」鳴く調子。
「ディエンディエン」は低く抑えた調子で発音。

(参考1) 搭乗券のような買物カードで店に連れて来た現地旅行会社の名前が分かるようになっていて、後で店から買物額に応じてリベートが支払われます。
旅行を企画した日本の旅行会社には支払われないようです。

またリベートは友誼(ゆうぎ)商店といわれる国営企業も現地旅行会社に支払うそうです。
ただし買物額に対してではなくて、友誼商店に団体を連れて行く時に提出する名簿の人数に応じて1名につき10元とかで支払われるとのこと。
そのため人数のチェックがされないのをいいことに名簿の水増しする旅行会社もあるそうです。

(参考2) 一般的に団体旅行の場合は航空券とホテルの手配は日本の旅行会社が直接おこない、旅行地での食事、観光等は現地の下請け会社に任せます。

しかしながら日本の旅行会社からの値段が厳しく採算がとれないという声を耳にします。
そのため土産物屋からのリベート、現地でオプショナルツアー(食事の後に連れて行くパターンが多い)でやっと利益を確保しているのが現状です。

中にはどうしても日本からの旅行を引き受けたい現地旅行会社の中には日本の元請け旅行会社にリベート(?)を支払って仕事をもらって仕事をもらっている場合もあるそうです。
この場合、旅行者が土産物屋で買物もせず、オプショナルツアーにも参加しなかったら完全に赤字になってしまいます。